

「船員」と聞いて、どんな仕事を想像しますか?
海の仕事、特に海運業となると、その実態はほとんど知られていないのが実情です。
それでも誰もが真っ先に思い浮かぶのが、操船。
たしかにそれは、海技士の資格を要する船員ならではの仕事です。
では、海技士免許をもっていないあなたは、船員になれないのでしょうか?
いえいえ、ちゃんとそのための道筋はあるんです。
どうやって資格をとるのか?さらに、操船以外の仕事とは?船員の日常とは?
ぜひ、この機会に、知られざる「勤務地:海」の実像を知ってください。
もしかすると、あなたの未来への船出にヒントとなるかもしれません。
Q1 一度の航海でどれくらい日数がかかりますか?
目的地によりさまざまですが、例として「関西で積んで東京で揚げて、そのまま東京で積んで関西で揚げる」おおむね1 週間ぐらいです。
月:関西積み 火:終日航海 水:東京揚げ 木:東京積み 金:終日航海 土:関西揚げ
Q2 一日の勤務はどんな感じでしょうか?
航海中は3 人で、4 時間交代で航海当直(見張り)を行います。
例)A さん 16 時~ 20 時 04 時~ 08 時
B さん 20 時~ 00 時 08 時~ 12 時
C さん 00 時~ 04 時 12 時~ 16 時
4 時間働いて8 時間休憩の2 サイクルで動いていきます。
Q3 休日はどのようにとるのでしょうか?
陸上勤務と大きく違うところが休日です。基本的に休日は連続してとることになります。
パターンとしては30日乗船後10 日間の休暇、60 日乗船後20 日間の休暇、休暇のサイクルは船ごとで若干違いはありますが、
おおむねこのようなサイクルです。予定があるときはあらかじめ言っておくと調整してくれます。
Q4 航海中、操船に関わらない乗組員は何をしているのか?
基本的には休息時間ですが、船舶によっては交代で食事の支度(賄い)をする場合もあります。
Q5 航海していない時は何をしていますか?
荷役待機中は船の錆びている所をペンキで塗ったり、船体の清掃、機械類の調整など、メンテナンスを行います。
そういった作業がない時は休日と同様です。食料の買い出しもこういった時間を利用して行います。
Q6 将来的に航海士になりたのですが、事務職から転職はできますか?
可能です。当社においても未経験者が陸上勤務から転職して船員になったケースもあります。
Q7 毎日、海ばかりで飽きませんか?
自宅からの通学路と同様、景色に見慣れていきますので、飽きるといった感覚にはならないと思います。
Q8 海の男というと、やはり荒っぽい人が多いのですか?
はるか昔はそのような方が多かったのかもしれませんが、現在そのような方は少ないと思います。
普段接する方々となんら変わりませんし、中にはご質問とは真逆のしなやかな方もおられます。
Q9 洋上で体調を崩した場合はどうなりますか?
緊急を要する場合は近くの港に寄港し病院へ搬送となります。さらに緊急を要する事態には海上保安庁に搬送要請をいたします。
ただし、船酔いぐらいであれば我慢してください!
Q10 危険はありませんか?
どのような職業もそうですが、危険と常に隣り合わせだと思っていてください。
航海中に限らず、積荷役、揚げ荷役中であっても少しの判断ミスが重大事故につながります。
Q11 航海中の楽しみは何ですか?
航海中は移り変わる景色を楽しむ人もいれば、楽しむことすらできないくらい船酔いの激しい方もおりますので・・・
ひと航海で考えると、日本各地に行きますので、その地方で楽しみを見つけることです。
Q12 なにか資格があるといいことはありますか?